「子どもはほしいけど、まだやりたいことがある。」
とか、 「もう少ししてから、子どもを作ろうと思ってる。」 と言う人がいる。 計画して子どもを作るというのは、当たり前になっている。 子どもを作る、という言葉。 それは不遜ではないか? ひとつの命の誕生を、わたしたちは決定できるのだろうか? まるで何かしらモノでも作るように、 ひとりの人間を作ることができるものか? 無計画に生きてきたわたしたちのところに、突然ひとりの子がやってきた。 それはわたしたちの選択ではなかった。 そして、その子は、毎日わたしたちの期待や予想を裏切りながら育っていく。 決してわたしたちの思い通りにはならない、当たり前の命。 毎日が驚きだ。 人間は、生まれながらには、人間を超越している。 それが、ポコとともに生きたわたしたちの実感だ。 人、そしてあらゆる命は本来、他人のコントロールを拒絶して生きていくものかもしれない。 自然の中では、食べられる命もあれば、食べる命もあるのだから。 なのに、わたしの子どもなんだから、わたしが作る(作った)、と平気で言ってしまう。 でも、子どもは「わたしは彼らに作られた。」とは思わないだろう。 そこに、たくさんの問題の芽が潜んでいるような気がしてならない。
by genagain
| 2008-05-11 23:03
| 育児
|
by genagain カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||